学生時代は、多くの人が、たっぷりと時間がありますが、卒業して働き始めると、たちまち忙しくなります。平日は一日の大半が仕事で奪われ、自由時間はほんの数時間しかなくなります。


そんな中でベトナム語を習得するのは困難なことです。学生時代にすでにベトナム語をマスター人は別にして、中途半端なベトナム語力のまま社会人になった人がなかなかベトナム語をマスター出来ないのはこのためです。勉強を続けようにも、忙しくてそれどころではなくなるのです。


それでもベトナム語をマスターしたいと思っている人もいることでしょう。あるいは、仕事上ベトナム語力が必要とされている人もいることでしょう。そのような人に言いたいことは忙しれば忙しいほど「ベトナム語力アップだけのための勉強」はやめるべきだということです進的に聞こえるかもしれませんが、「ベトナム語力アップのための勉強」をするからこそ、ベトナム語力が上がらないのです。


ベトナム語力アップだけの勉強」とは、ベトナム語から有益な情報を得ることを目的とせずに、ベトナム語力そのものを上げるための勉強です。ベトナム語の問題集を使って勉強したり、文法を解析したり、ベトナム語和訳の練習をしたり。こうした方法が語学の勉強にしかなりえないのは、ベトナム語そのものに血が通っていない(情報としての価値がない)からです。


ベトナム語の問題集ばかりで勉強しても、ベトナム語力そのものはアップしても、何か新しい概念を学ぶとか、有益な情報を入手するということがないのです。ベトナム語学者やベトナム語の先生になるのならともかく、ベトナム語文法に詳しくなっても、それはそれだけの価値しかないのです。多忙なビジネスパーソンがこのような勉強をするのは、あまりに時間がもったいない。


では、ビジネスパーソンはどのような勉強をすべきでしょうか。答えは、「有益な情報をベトナム語で入手する」ことです。これなら長続きしますし、単なるベトナム語の勉強以上の価値が生まれます。なぜなら、ベトナム語をツールとして使っているだけで、有益な情報を入手することが主眼になっているからです。


例えば、課長に昇進したのをきっかけに経済学を学び直してみたいと思っている人がいるとします。その人の場合、経済学の専門書をベトナム語で読んでみるのもいいでしょう。あるいは、いきなり専門書をベトナム語で読むのが難しければ、その翻訳書と見比べながら読むの一つの手です。たしかに読むスピードは日本語を読むときと比べれば遅くなるでしようしかし、原書をコッコッと読んでいくうちに、経済学の概念が学べると同時に自然とベトナム語力もアップしているのです。


専門書まで読む気になれないという人であれば、ベトナム語の新聞でもかまいません。例えば、スマホを買い変えたいと思っているなら、スマホ量販店のサイトをベトナム語で読んでみたり、youtubeで、ベトナム語のITチャンネルを見ましょう。いずれにしても、読みたい、理解したいという気があれば、少しくらい分からない単語があっても続けていけるものです。


ベトナム語を高いレベルでマスターするには、相当の分量をベトナム語で読んだり、聞いたりしなければ無理な話です。そして、相当の分量のベトナム語を読んだり、聞いたりするには「有益な情報をベトナム語で入手する」ことが、遠回りのようでいて、実は一番の近道なのです。問題集だけでベトナム語を身につけようとすれば、きっと途中でイヤになって投げ出してしまうでしょう。ベトナム語力をつけたければ、間題集を使ってはならないというのはこういう理由からなのです。

結論


ベトナム語力をつける最も効率の良い方法は「有益な情報をベトナム語で入手する」こと。